コンサル面接、
評価する側の“本音”。
【対談企画】
― 現役コンサル(Big4出身)× キャリアアドバイザーが明かす、合否の分かれ目 ―
「コンサル面接は、結局どこを見られているのか」。評価する側に座ると、見ているものは案外シンプルです。ただ、ここ数年で“測り方”は変わりました。ケース面接という分かりやすい関門が薄れ、面接そのものが選別の場になっています。記事には書きにくいリアルを、sXarsメンバーである現役コンサルタントのA氏とキャリアアドバイザーのB氏に“本音”で語ってもらいました。
10年以上のコンサルティング業界経験を持つBig4出身のシニアマネージャー。中途採用の面接官を多数担当
新興系から総合系まで豊富なコンサル転職支援実績を持つ。各ファームの人事責任者/担当者とのリレーションも多数
01. 本質的に見ている観点の本音 ― 評価は「2つの問い」に集約される
一般論では、論理的思考力・仮説思考・定量感覚・コミュニケーション・カルチャーフィット――などが評価観点だと言われます。実際のところはどうなのでしょうか?
突き詰めると、面接官の頭の中は①クライアントに一緒に向き合う仲間として働きたいか、②コンサルの環境で伸びそうかの2つに収れんします。論理力もコミュニケーションも人柄も、この2つを見極めるための材料です。総合系は新興系よりも即戦力を求める傾向(①の比重がやや高い)がありますが、両方を見る点はどのファームも共通です。
各ファームの人事も、未経験の方への期待として『現職スキルもさることながら、明るく前向きで吸収力のある人がほしい』とよく口にします。特に関西では新興系の多くが拠点の立ち上げ・採用強化の局面にあり、組織が急速に変わる環境をポジティブに捉えられる人材へのニーズが強まっています。
ただ面接官の目線では、『前向きで吸収力がある』だけでは“伸びそう”とは判断しきれません。土台になる論理的思考力や思考の深さも同じくらい見ます。
問題は、それをどうやって確かめるか。ここが、この数年でいちばん変わったところです。
02. 選考トレンドの本音 ― ケース面接は、もう“主戦場”ではない
コンサル転職といえばケース面接、フェルミ推定、というイメージがあります。
そのイメージは、実態から少しずつ離れてきています。面接の中でケース・フェルミ推定を課す企業は、体感として明確に減りました。特に新興系では、面接回数そのものが2〜3回と短く、限られた時間を経歴の深掘りに使う設計になってきています。
ただ正確に言うと、「完全に出ない」と言い切れるファームばかりではないのが実情です。二次で現場のコンサルタントが出てくると、その場で急にお題が飛ぶこともある。だから私たちは一般論ではなく、直近の選考実績ベースで「このファームはいまどのような面接スタイルか」をなるべく個別に捉えお伝えするようにしています。
なぜ減ったのでしょうか。
面接官側から見ると、理由は2つあります。1つは採用の量。未経験の門戸が広がり、面接が“落とす場”から“口説く場”へ半分寄ったこと。ケースは候補者の負荷が高く、辞退されかねないと耳にしたこともあります。また、ケース面接の対策コンテンツが充実し、準備した人は誰でもそれらしく喋れてしまうことから、違う形で論理的思考力を測るファームが増えたのではないでしょうか。
候補者の方は「ケースがないなら楽になった」と受け取りがちですが、実感は逆です。関門が消えたのではなく、面接全体で常に見られるようになった。かつては「ここが試験です」と分かりやすい踏ん張りどころがあったのに対し、今は的が絞れないぶん、むしろ難しくなった側面があると思っています。
03. 見極め方の本音 ― いまは「あなたの経歴」そのものがケース問題
ケースが減ったぶん、論理的思考力はどこで判断されているのでしょうか。
支援していて共通しているのは、転職理由 → 志望動機 → 現職での成果の出し方を、一本の線として聞かれることです。見られているのは一貫性と再現性。ネット上には「深掘りされます」としか書かれませんが、深掘りの目的はここにあります。
面接官側の理屈も同じです。経歴は対策で埋めきれない。ケースは準備すれば形になりますが、過去に自分が何を考えて何を選んだかは書き換えられません。面接官目線では、成果そのものの凄さではなく、“どのような事象からどのような課題を分析し、どのように打ち手を導きさらには実行したか?”という成果を出せた過程を聞くことが多いと思います。
候補者からよく聞かれるのが、『成果は定量的であるほど有利』『志望動機は作り込むべき』という定番の話です。実際はどこまで効くのでしょうか。
どちらも必要条件ではあるけれど、決定打ではないというのが実感です。定量的な成果が示しにくくても、背景にある判断や解決アプローチを語れれば十分ですし、逆に数字が立派でも「なぜそうしたか」が出てこないとそこで止まります。動機も同じで、前職ファームでは必要以上に詰める質問は避けるようガイドがあったと記憶しています。
ただし、転職理由ときちんと繋がっているかは別問題で、ここは言動の論理性を見るために厳しく見られるというのが新興ファームで起きている流れなのではと思います。
ですのでキャリア面談での棚卸しは、経歴を「課題 → 判断 → 打ち手」の言葉に語り直すところに時間をかけます。『何をやったか』はコンサルファームでそのまま使えることは少ないですが、『何を考えて選んだか』は業界が変わっても活かせる力としてしっかりとアピールしたいですね。
惜しくも見送りになる方には共通点がありますか。
能力や経歴そのものというより、面接での対話の中で崩れていってしまうパターンがいくつかあり、繰り返し見てきたのは大きく3つです。
この3つはご自身でなかなか気づきにくいのが厄介なところで、頭の中では筋が通っているつもりでも、実際に対話の中で伝える準備も必要です。エージェントと現役コンサル双方の視点から得た私たちのノウハウをもとに、是非一緒に万全の面接対策をしていきましょう。
04. まとめ ―「対策の型」より「自分の言葉」へ
『一緒に向き合う仲間として働きたいか』『コンサルとして伸びそうか』を、私たち面接官は対話の中から判断しています。分かりやすい関門が薄れたぶん、どこで何を見られているかを正しく押さえること自体が、いちばんの対策になります。
大切なことは、覚えた型をなぞるより、最後は“自分の言葉”に翻訳しきることです。私たちsXarsは、市場をよく知るCAと、評価する側の本音や現場を知る現役コンサルの両面で伴走します。コンサル転職にチャレンジしたい方は、ぜひお声掛けください。
Shape Your Next.
あなたのキャリアの可能性を、一緒に描きにいきましょう。
まずは無料のキャリア相談から、お気軽にお話しください。
※ 転職意向が固まっていなくても、お気軽にご相談ください。
コンサル業界を知り尽くしたメンバーが創業した転職支援サービス。関西・地方エリアのコンサル求人に強みを持ち、未経験からのコンサル転職も徹底サポートします。